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Beranda / ラノベ / 落胤拾っちゃいました。 / 6話 落胤からの提案

6話 落胤からの提案

Penulis: satomi
2025-06-24 07:25:02

「ところで、シェイク様。そろそろ身をかためて跡継ぎのことを考えるべきでは?」

「前も言ったがなぁ、俺にはそんな話はツメの先ほどもないんだよ!」

「陛下からは何も言われないの?」

「しがない伯爵家だからなぁ。これが公爵とかだったら陛下も動くだろうけど――――」

「シェイク!縁談話です!陛下よりのお話です。」

「はぁ、面倒だなぁ。一応会うけど、釣書にはなんて?」

「動物大好き。趣味・乗馬」

……うちには動物のイメージしかないのかよ?

「姿絵とかないんですか?」

「あぁん、ダメダメ。そんなの盛るに決まってるじゃない!「もっと小顔にしろ」とか「もっと美人にしろ」とか何とでもなるからあてになんないわ」

「「そういうもんなんですか」」

「そういうもんよ」

俺もフィルも母さんの迫力に押されてしまった。

見合いの日、とうとうやってきた。ずっと来なければよかったのに―――

「初めましてシェイク・ハノーバーと申します」

「ゴメンなさいねぇ。不愛想な息子で」

悪かったな。

「こちら、フロガキ侯爵家次女でフローラ様でございます」

うん、完全に名前負けだね。姿絵見なくてよかった。

「えーっと、ご趣味は乗馬ということでしたが?愛馬とかいるんですか?」

馬がかわいそうだな。重量負けしそうだ。

「小さい頃より一緒に育った‘アーユ’と言う名の牝馬でございます」

「馬だけが好きなの?」

「……っそういうわけでは!動物全般好きです」

「うちに馬はいないんだよねぇ」

「えっ!?」

うちを何だと思っているんだ?

後日、断りの手紙が来た。母さんにしこたま怒られた。

「フィルー。お見合いに来た子さぁ、完全に名前負けしてるんだよ?そして、重量がありそうで、趣味・乗馬って馬がかわいそうって思ったもん」

「お見合い中にそんなことを考えてたんですか?というか、陛下が持ってきた縁談ですよ?断られたって評判がたっては、ハノーバー家の評判が悪くなります」

「これより悪くなるのか?」

「なかなか言いますね」

「血縁で跡継ぎでもいいし、なんだったらフィル!お前が跡継げよ~!」

「投げやりにならないでください!」

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